オナ禁再開 黒豆ダイエットシェイクが味方となるか
ついこの前までは、もう自分にはオナ禁は無理だと完全に思い込み、1週間でも続けばいいほうかなんて言い訳をしていた。
正月明けである。
コミケが終わり、同人誌の新刊がとらのあなやメロンブックスに溢れかえる時期である。
もちろん僕も良さそうなものは片っ端から買い、計二万円ほどは使っている。
そのどれもが18禁で、読者を射精に導くような、むしろそれだけが存在意義と言わんばかりの濃厚な表現で埋め尽くされている。
しかし今回、どれを読んでも結局は射精まではいかなかった。
勃起はしたとしても、ちょっとやめておこうと思えば、射精欲を我慢することができた。
今日でオナ禁15日を数える。
これまでコミケの後は片っ端から同人誌を買いあさり、限界を超えてまで射精し続け、頬が痩け、目がくぼみ、一日中布団に寝転がっているような死体と等価値の生活をしていたものだ。
今までとこれまでとはいったい何が違ったのだろうか。
原因は明白だった。
最近毎日飲んでいた黒豆ダイエットシェイクである。
黒豆ダイエットシェイクは暗黒時代の大学時代に暴飲暴食で75キロまで太ってしまった自分をどうにかしようと思って、できるだけ楽にやせる方法探しまくって見つけたものだった。
本来黒豆ダイエットとは一日70グラムの乾燥黒豆を水に浸し、その後30分間ふにゃふにゃにやわらかくなるまで煮続け、それを料理に使い一日で食べきるというダイエットだ。
最初は僕も黒豆を使った野菜炒めや肉料理を食べていたが、あまりにも黒豆の存在感(水を含んで200g近くなる)により一瞬で飽きが来てしまった。
テレビでやっていた黒豆ダイエットは本当に効果があるように見えたので、どうにかして乾燥黒豆70グラムも食べきりたいと思っていた。それも楽な方法でだ。
そうして考えたのが黒豆ダイエットシェイクである。
そもそも僕は料理でちゃんとした栄養素を取ろうという考えではなく、サプリで取れるならサプリで撮りたいというタイプだ。
よって黒豆をサプリとして考え、無理やりにでも腹に押し込もうと考えた。
黒豆ダイエットシェイクは最終的に少しの牛乳と1本のバナナを入れれば吐き気を催すことなく飲みきれることがわかった。
それから僕は黒豆ダイエットシェイクを飲み続け、期間は忘れたが75キロから65キロまで落としきっていた。
そしてよく考えたら、30日越えという人生で一番オナ禁が続いた時も黒豆ダイエットシェイクを飲んでいた時期だったのだ。
黒豆の煮豆には、30gに対して大豆イソフラボン11gが含まれているのだという。
200gも食べていたら6,70gの大豆イソフラボンを摂取しているということだ。
それは豆乳300ml程度となっている。
オナ禁中に豆乳を飲んでいた時期もあったが、豆乳はとにかく飲みにくい。
オナ禁のためだけに飲むのは割に合わないと思ってしまうくらいだ。
僕は前から一石二鳥の行動が大好きだ。
例えばウォーキング高速音読による健康効果とポジティブ効果と頭の回転を速める効果と自己啓発本を読むことで精神の改善を一挙に測ることだ。
例えば自己啓発の音声を2倍速で聞き流しながらトランポリンを飛び続ける。
今回の黒豆ダイエットシェイクもダイエットのためだけに飲むのは熱量が足りない。
それなら前からやろうと思ってできなかったオナ禁に対する熱量を追加するのだ。
これにより黒豆ダイエットシェイクを辞めたときの悪影響が2倍なって襲い掛かってくるので強迫観念を持ってこのダイエットを続けることができる。
もちろん成功報酬も過大なものがあるので夢のような未来予想図を持って続けることができる。
幸せになれるジュースがあるとするならば人は誰しもが飲み続けることができるだろう。
僕にとって黒豆ダイエットシェイクはその幸せなれるジュースの資格があるのかもしれない。