プロットが書けたところで……
「ストーリーの解剖学」を読みながら作った勢いに任せたプロットがかけたところで一度止まり、数日後見返してみた。
エンターテイメント的作品を書こうと思っていた。
しかし主人公の主張、ライバルの主張、ヒロインの主張ほか様々な条件を積み上げていき出来上がったものは説教臭い盛り上がりに欠けたプロットだった。
今まで作品がつくれてこなかったのはしっかりと下地を作っていなかったということもあるが作っている途中に熱意が萎んでしまうのだ。
型通りに作ることは完成の近道のように感じるが、慣れていないうちにその作り方をすると感情が殺されたのっぺりした作品になってしまう。
自分で描きたいかと言われて、期限以内に投稿するために練習として書くのならありというとてもクリエイティブな理由ではない意見が出てくる。
もはや学校の宿題のような感じさえする。
そんなもの1ヶ月半も続けられるのか、それも毎日2、3時間も。
どこかの初心者向け小説家指南サイトで見た言葉が思い出された。
「まずは文章を書くことが楽しくなることが先決」(意訳)
僕自身文章を書くことが好きなのだろうか。
答えは簡単だ。
好きか嫌いかわかるほど書いていない。
妄想好きだけど。
ならまずは何も型を考えずに書けばいいじゃないか。
そう思ってほとんどかけずにもう5年経っている。
僕は悪い意味で完璧主義者で、自分の中で完璧だと思わないとスタートが切れないのだ。
今まではここでプロットを書いて「だめだな」なんて言いながら他の作品に行ってしまうが、今回はちょっと違う。
今日でオナ禁が19日続いているので、エネルギーとやる気に満ちている。
ここまで続いたのは多分3年ぶりぐらいだからもし今回作品を書き始められたらオナ禁中に執筆をする初めての機会となる。
なので、かけるだけ書いて、どんどん書いて、投稿サイトに投稿しようと思う。
出版社用投稿作品は150000字という制約がある分その間でしっかりと話を終え盛り上がりも作りといった暗黙の了解がある。
それのバランスを考えるのはとても1週間でできるものではない。
僕はプロット頑張りたいのだろうか。
今は違う。今は何が何でも文章が書きたい。
そういう時には投稿サイトに投稿するのが一番なのだ。
もちろん出版社様投稿プロットは置いておき冷静になってから書き直そうと思う。
ラノベ作家への道は、長く険しいので無理に登ってけがをするのが一番怖い。
今はまだ執筆に楽しみを見いだせていない以上、嫌気がさしそうな状況からはちょっと引いて続けるのが安全策かと思う。
そう言って逃げてばかりもいられないので、投稿用の作品に納期を設定し、コンスタントに書くことを習慣づけて行きたい。
多分150000字で盛り上げてきっちり納める必要がない分気楽に文章が書けると踏んでいる。
できれば今度こそ100000字を超える作品を書いてみたい。